モズとは何者なのか
こんにちは。辞書係です。
今回紹介する引きがいのある日本語は、
「鴃舌(げきぜつ)」と「けたたましい」です。
ふたつを一緒に紹介するのは、理由があります。
まず、「鴃舌」を辞書で引いてみます。
自分たちには通じない外国人の会話を、モズのさえずりのように分からないと評する語。
出典:『新明解国語辞典』(三省堂)
次に、「けたたましい」を辞書で引いてみます。
突然、接する人を驚かすような高い音や声が聞こえてくる様子だ。(-叫び声/けたたましくサイレンを鳴らして走るパトカー/-モズの声)
出典:『新明解国語辞典』(三省堂)

辞書係
おわかりいただけただでしょうか……?
「鴃舌」と「けたたましい」のどちらにも登場するモズ。
どうやら、かなり騒がしい鳥のようです。
そこまでいわれると、どんな鳥なのか気になるので、Youtube……には頼らず、辞書で引いてみることとします。
実は怖いモズ
「モズ」を辞書でひくと、「百舌」「百舌鳥」という表記がありました。
見るからに舌がまわる感じで、やはりかなりうるさそうです。
しかも、うるさいだけでなく、気性が荒い鳥のようで、
辞書には「エサとなるカエルなどをとって、木の枝などに刺す」と恐ろしすぎる豆知識まで書かれていました。モズ、怖すぎます。

辞書係
勇気のある方は、(やっぱり)YouTubeでモズの恐ろしい生態をご覧ください……。