あの名作ゲームが辞書にのっています!
こんにちは。辞書係です。
今回紹介する引きがいのある日本語は、
「世界線」。
いまでは歌詞などにも使われていて、よく見かけるようになった言葉ですが、辞書で引くとあの名作ゲームの名前が載っているのをご存じですか?
(いくつかの中から選ぶ)世界の進む方向。(コンピューターゲームの「シュタインズ・ゲート」から、二〇一〇年代に広まった言葉)
出典:『三省堂国語辞典』(三省堂)
シュタインズ・ゲートは、二〇〇九年十月に発売されたゲームで、いわゆるタイムリープを扱った作品です。登場人物のキャラクターと緻密なストーリで、私も大好きな作品ですが、まさか辞書に名前が載っているとは思いませんでした。辞書に映画やゲームなどの作品名が載っていることはとても珍しいからです。
ちなみに、『新明解国語辞典』と『旺文社国語辞典』には「世界線」という単語は採用されていません。『三省堂国語辞典』だけが辞書に載せています。

辞書係
さすが『三省堂国語辞典』ですね!流行に敏感で、新しいものをどんどん取り入れていこうという、辞書の個性が際立っています。
余談ですが、辞書に載っている作品の例として「鉄人28号」があります。
ぜひ、『三省堂国語辞典』で「ショタコン」を引いてみてください。
「鉄人28号」と「ショタコン」の意外な繋がりを知ることができますよ。