泥酔(でいすい)の「泥」ってなに?
こんにちは、辞書係です。
年末年始は忘年会に新年会と、お酒を飲む機会が増えますね。
楽しいお酒ですが、飲みすぎると「泥酔」してしまい、二日酔いの寝正月となってしまうこともあります。

辞書係
そんな「泥酔」ですが、なんとなく「ドロのように酔う」ことから泥酔と言うんだろうなと思っていました。
しかし、辞書を引くと、泥酔の泥はドロではなく別のものを意味することが分かります。
(泥は南海にすむという伝説上の虫の名。水中にある時は活発で、水の無い所では酔って正体を無くすという)ひどく酒に酔って、正体が無くなること。
出典:『新明解国語辞典』(三省堂)
なんと、「泥」は伝説上の生き物の名前だったのです。
こんなことを書かれては、泥がどんな虫なのか気になります。画像検索で出てくるかもしれませんが、辞書にこだわり、『旺文社国語辞典』で「泥」を引いてみると、「骨がなくぐにゃぐにゃしている」という記述がありました。
虫なのだから骨がないのは当たり前じゃ?とも思いましたが、ぐにゃぐにゃしているという表現から、なんだかミミズ系やナメクジ系の形をしているような気がします。

辞書係
虫が苦手な辞書係は、画像検索する勇気がなくなりました。泥がどんな虫なのかは、ぜひご自身の目でお確かめください……。