引きがいのある日本語とは?
はじめまして。辞書係です。
いきなりですが、辞書で言葉を引くのって、すこし面倒くさいですよね。
知らない言葉に出会っても、わざわざ紙の辞書を引く人は、ごく少数ではないでしょうか。
でも、辞書を引くことで味わうことのできる「おもしろさ」というものがあります。
それを知ってほしくて、このブログをはじめました!
たとえば、
普段何気なく使っている「ごりおし」という言葉の由来を知ることができたり、
今ではよく耳にするようになった「世界線」という言葉がとある有名ゲームから広まったことなど、
たくさんあります。
このブログでは、ちょっとだけ手間をかけてでも引いてみる価値のある面白い日本語を、「引きがいのある日本語」として紹介しています。

ぜひ、気軽にごらんください。
辞書たちの紹介
星の数ほどある辞書ですが、ここで使う(引く)のは主に4つです。
①『新明解国語辞典』(三省堂)

1つ目は、『新明解国語辞典』(三省堂)です。
帯に大きく書かれているとおり、本屋さんでよく目にする辞書のひとつです。
同じ内容なのに、なぜか表紙が青色だったり白色だったりもします。
辞書界の優等生で、挿絵は一切使わないストイックな辞書です。

「すべてを言葉だけで伝えきる!」という信念が伝わってくる、読み応えバッチリな辞書ですよ。他の辞書よりも、一歩も二歩も踏み込んだ解説は必見です。
②『三省堂国語辞典』(三省堂)

2つ目は、『三省堂国語辞典』(三省堂)です。
『新明解国語辞典』と同じ三省堂から出版されている辞書ですが、内容は全く異なります。
『三省堂国語辞典』はとにかく新しいもの好きな印象です。最近耳にするようになった言葉はたいてい載っていますし、この辞書にしか載っていないような日本語もたくさんあります。

解説文がとても優しく書かれているので、はじめて辞書を読む人にもおすすめです!
③『旺文社国語辞典』(旺文社)

3つ目は、『旺文社国語辞典』(旺文社)です。
白くさわやかな表紙だけでなく、中身の紙も白さが際立つ、とてもキレイな辞書です。
読みやすい文字の大きさや他の辞書にはない豊富な挿絵など、読む人のことを一番に考えて作られているのがこの辞書の特徴です。

最も挿絵が充実している辞書だと思います!イメージしづらい言葉も、絵で補うことができ、とても分かりやすくなっています。
④『日本国語大辞典』(小学館)

そして、最後にご紹介するのが『日本国語大辞典』(小学館)です。
この辞書は、日本を代表する辞書のひとつですが、一般的な本屋さんには並んでいないので、見たことのない方も多いと思います。
お近くの図書館にあると思いますので、ぜひそのケタ違いの大きさと分厚さを実感してみてください。この辞書を引こうと思うと、それなりの筋力が必要です。

この4つの辞書を使って、「引きがいのある日本語」をご紹介していきます!