十両の由来
こんにちは。辞書係です。
今回紹介する引きがいのある日本語は、
「十両」。
「十両」とは「横綱」や「大関」といったお相撲さんのランクのひとつで、十両以上の力士が、毎月一定のお給料をもらうことができます。その給料がいくらなのかは、辞書を引くことで分かります。
〔昔、給金が年十両であったものの意〕すもう取りの階級の一つ。幕内と幕下との間。
出典:『新明解国語辞典』(三省堂)

辞書係
年収が十両だったことが、「十両」という階級の由来になっているんですね。
江戸時代のころは、一両が約10万円ほどだったそうです。
なので、江戸時代の十両は、現代でいうと年収100万円ほどだったんですね。
ちなみに、現代の十両のお相撲さんがもらっている月給は、約110万円。
現代では、年十両ではなく、月十両もらえる階級となっているのも、おもしろい事実です。